仁義無き寄り合い ー オウムと私 その2 

2000/4/13 口火 討議? 展望 オウムと私その1 オウムノート

ご意見・ご感想お待ちしております。こちらからぞうぞ。


4月13日(木)、本日は第2回目の緊急理事会。場所は柊木のわかれをすこし下がった葵?集会所。
午後7時30分に少し遅れて到着。みなさん、お集まりの模様。詫びを入れる。メンバーは先日と替わらず。
理事長、副理事長、理事2名(小生含む)、会計、監査、怒れる503、射手座の604、コスモスライフ2名、管理人さん。

口火

私が遅れて到着後、理事長さんから開会の挨拶。
本日の会合に当初、上賀茂署の担当者が出席の予定であったが、出席できない旨連絡があったことが伝えられる。
これは物理的な理由でなく、出席するのがマズイとの上司の判断があったためと説明される。
以降、コスモスライフの担当者より、先の会合で宿題となっていた点について順番に説明が始まる。
以下、コスモスライフの顧問弁護士との折衝の結果。

  1. 603号室の区分所有者に連絡は取れていない。
  2. 603号室に区分所有者に対して内容証明郵便での賃貸契約解除の要望書はコスモスライフの顧問弁護士によれば時期尚早とのこと。
    まず、実際にあい、説明し、協力してもらうことが先決との指示で、現在、連絡をしているとのこと。
  3. 弁護士の意見として、管理組合の意志をまとめること。被害の実態を記録すること。単にオウムだから退去を求めることは難しいこと。
  4. 山科ハイツ訴訟の弁護人とはコスモスライフの弁護士が面識があるので仲介が可能である。
  5. コスモスライフとしては早急に山科ハイツ訴訟の弁護人と管理組合がご相談されることを望むとのこと。

ということで上賀茂署の出席がなかったことで本日の会合は既にさまよいはじめている。

討議?

実際の被害に関わる怒れる503(この人は本当に怒っている)の生活の実態をどう改善するのか。
怒れる503はコスモスライフにも怒っている。どうも、怒れる503も射手座の604も管理会社に対して何か誤解されているようだ。
管理会社は管理組合から委託されて管理業務を行っているに過ぎない。管理の主体は管理組合にあるのである。実際、コスモスライフの京都支店長が怒れる503の発言に対して、少々ムットする場面があった。怒れる503もその場面では引いていた。みんな、いい人だなぁ、と変な感想を持ったりする。
しかし、そのことにより管理組合の理事会はあまり態度を問われないのである。論議が進まないのはこの実際に困っているお二人の怒りが管理会社へ向けられているため、理事会としてどうするのかがいっこうに主題にならないためである。
で、怒れる503は毎日の実際の振動、音被害を、深夜、時間ごとに記録した報告書をまとまられ、何とかしてくれ、ということで、管理組合長さん、管理会社に対してお渡しになられた。
この記録は裁判資料になる、こういったものが必要だとして公正役場にて証明をうけることになった。
そしてその文書を上賀茂署へ被害届として提出するという。
私は怒れる503のお気持ちは察するにあまりあるものであるが、普通そこまで怒っているのなら、怒鳴りに行くなり何なりするだろう。
怒れる503は、このままではどうなるか、わかりませんよという。どうなってもよいような気がするのである。それはこの問題の出発ではないのか。
いちいち神経質に記録している前に申し入れることである。それはオウム信者と関係ない問題であって、生活のルールである。
つまり、私が言いたいのは603号室の住居人が怒れる503の実害を認識し、改善したとしても管理組合は立ち退きを要求することが問題であると言うことである。
その場合の要になるのはコスモスライフが言うように「不特定多数」の部屋利用である。それがオウム真理教の施設として不安を住民に招くとしたら(怒れる503の実害ではなく。もちろん実害が継続する限り充分用件にはなるが・・・)、「公共の利益に反する」認定が得られるだろう。
私が思うに603号室の住居人が出家信者の場合、管理組合が妥協する余地はないと思う。もし、出家信者なるものがどこかの会社に勤めて生活の糧を得ているのでないものと理解する限り。
こういったことは憶測をしていても仕方ないので、相手に聞くしかないのではないか。
その意味でも怒れる503問題に対しての直接接触は問題の始まりなのではないか。

私は「オフィス兼住居」の記載が何にあるのか、コスモスライフに質問した。それは603号室の住居人が自ら書いた住居人名簿に記載されているらしい。
あと、オウムであるとの断定はよろしくない、とのことである。しかし、それは公安調査庁が観察処分の決定をうけて立ち入り調査しているわけで、オウムと断定してよいのではないか。
この点に関しては公安調査庁の調査結果を北区区長に開示していただくようにお願いすることになった。

私はゲセバな質問ですがとして、回覧板や組費?など一般的なお付き合いを603号室の住居人とするんですか?と聞いた。
たぶん、副理事長と思われる上品なオバサンはそれはそうしてくださいとおっしゃり、どこにでもいそうな人の話が好きで愉快で気楽そうなオバアサンもそれはそうじゃないかとおっしゃった。理事長さんは無回答で、結局それでいいらしい。そういうことか。

私は散会時点で、当面大変である思われる怒れる503の問題の解決として603号室の住居人に申し入れることに立ち会うが、どうしますか、と怒れる503に聞き、理事長さんにもその意志を聞いたが、そんなことより、今から上賀茂署へ射手座の604と行きますから、との答えで、じゃ、帰ります、とお暇した。
この時点でなんだか、この人達がバカに見えてきたので、つき合うのがイヤになってきた・・・
最終、

  1. 山科ハイツ訴訟の弁護人と会うこと。(会うのは理事長、怒れる503、射手座の604、コスモスライフ担当者2名)
  2. 怒れる503の実害状況を上賀茂署へ被害届としてだすこと。
  3. 603号室の区分所有者と早急に会うこと。(これはコスモスライフが会う)
  4. 北区区長に公安調査庁の調査結果の開示を求めること

が決まった。

展望

展望はない。
管理組合としてはまず、どういう態度をとるのか、意志を決定しなければならない。
その上で住居人の意志を前提に組織を作ること。
603号室の住居人と直接会うこと。実害に関して管理組合として改善を求めること。
こちらの態度を表明せずに相手に疑問点を質問すること。
回答の後、妥協の余地がないと判断する場合、撤去を具体的に求めること。

こんな所か。もう良識的穏健派やめちゃおうかな。

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