断酒亭日乗4月

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4月30日(日)

4月29日(土)

4月28日(金)

4月27日(木)

4月26日(水)

4月25日(火)

4月24日(月)

4月23日(日)

4月22日(土)

4月21日(金)

4月18日(火)

鯉のぼりだ!

4月16日(日)

4月15日(土)

4月14日(金)

4月13日(木)

4月12日(水)

4月11日(火)

4月10日(月)

4月9日(日)

4月8日(土)

4月7日(金)

4月6日(木)

4月4日(火)

4月3日(月)

4月2日(日)

鯉幟
こいのぼり

端午(たんご)の節供(5月5日)に男児の出世健康を願って立てる幟飾り。〈鯉の吹流し〉ともいう。江戸時代には菖蒲(しようぶ)(尚武)の節供として武家階級では家紋を記した旗指物(さしもの)や幟や吹流し(旗の一種。輪に長い絹を張ってさおの先に結びつけたもの)を玄関前に並べ立てた。これに対抗して江戸中期以後,町人階級が武具代りに戸外に鯉幟を立てる風習が生まれた。安永年間(1772‐81)の川柳に〈五月雨が晴れると鯉のたけのぼり〉とある。鯉は中国の竜門伝説(黄河上流の竜門にのぼることのできた鯉は化して竜となるという)から立身出世の象徴とされ,最初小さな紙製のものが幟の麾(まねき)に用いられ,やがて吹流しにつくられて独立した。民俗学的には,神を招くための招代(おぎしろ)の変化したものともいう。明治以後大型化し,紙製で1〜5.5m,布製で5間物(約9m)から8間物(約14.4m)まで現れるようになった。最近はナイロン製が出回っている。また江戸中期から座敷飾りが行われるようになって,鯉幟も室内用の小型物ができた。上から回転球,矢車,吹流し,真鯉(まごい)(黒),緋鯉(ひごい)(赤)の順に立てる。⇒幟                   斎藤 良輔

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4月1日(土)