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断酒亭日乗10月 99年 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 10/14 10/15 10/16 10/17 10/18 10/19 10/20 10/21 10/22 10/23 10/24 10/25 10/26 10/27 10/28 10/29 10/30 10/31 |
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ウェアラブル・コンピューターのこうした機能を彼は“視覚記憶人工器官”と言っているが、こうした装置があれば、ぼんやり見ていただけのものまで思い出せるばかりか、その画像データベースにアクセスできるほかの人々も再生して映像を見ることで“思い出せる”。自分の見ていないものさえ思い出せる記憶装置だというのだ。(仮想報道vol.146)さらにこうした情報にコンピューターを介在さすことによって小さな字を大きくさせたり(つまり補正)、色を変えてみたり(変容)させたりすることができる。ネットワークに公開することによって私の見ているものが他人に共有され、助言を受けることも可能だろう。こうなると世界は確かに変わるし、いったい誰が見ているのかさえわからない不可思議な世界が出現するわけだ。しかももっとおもしろいマンさんの指摘(仮想報道の筆者の理解する)は以下の通りだ。
目の悪い人々がメガネなしではいられないのと同様、いずれはこうしたウェアラブル装置を身につけていないと落ち着かないといったことになると、マンは予言している。そして、こうした研究の先には、ぼんやり見ることとよく見ること、思い出すことと記録することの境目がはっきりしない世界が開けてくると考える。(仮想報道vol.146)それがどういう世界であるのかが考えなくてはならないことにせよ、おもしろいと思いませんか。というか、恐ろしいというか。興奮して眠れそうに無いなぁ。暇な人は読んでください。すぐ読めます。そういう意味でもあらためてすごい、インターネット。