寝ている間、芹沢さんの「ついていく父親」(新潮社)を少し読む。神戸の少年Aの事件で淳クンじゃない我が子を殺された、ご家族が本を出されているのですな。小生知らなかったが、芹沢さんが引用している限りではどうも不思議な本のように思う。これは少年Aクンの更生をお祈りされているものらしい。そこに芹沢さんは家族(母の受動性)の本来性?を見ている。そんなもんか。何故か、吉野弘の傑作、I
was bornを思い出したりする。ついでに毎度のことのようだが、太宰の「待つ方が辛いかね、待たす方が辛いかね・・」も・・・。