4月30日(金)
- 晴れ。
- 夜中、偶然起きたので久しぶりに「朝まで生テレビ」を見る。内容は何かよくわからなかったが、終わってから寝ると見た夢がイラクであった。イラクは何故かアメリカの西部のような砂漠で、こちらは車に乗っているのだが、砲弾が飛んでくる。身を隠し隠しするのだが、打ってくるのが兵士のかっこうした猿なのだ。恐ろしい。しかも夢の中で映画「猿の惑星」のことを思い、人間自らのバカさ加減を自らはかなんだりしているのである。うーむ。
- それにしてもここからは本日(5月1日)のことになるが、川床を始めてはみたものの、お人はまったくお入りにならない。とことん、お金を使わないんである。どうなるんだろう?イヤハヤ。
4月29日(木)
- 晴れ。
- 床几つける。
- 昨夜、夜中に目が覚めたので何故か教育テレビをみることになり、囲碁やら物理やらけっこう真剣に見てしまう。
で、少々びっくらこいたのが 梅沢由香里さんなる囲碁の先生。これは本当に美しい。梅沢先生の生徒さん役の加藤夏希さんなるひともまったく囲碁の気配を感じるような人でもなく、不思議な囲碁の教養番組なんである。で、梅沢先生は自身のwebページをお持ちで、このページがまったくボリュームありの変なページ。なんとなれば自身の写真のギャラリーまであるんである。このギャラリーははっきりいって、芸能人並みであります。どういう囲碁の人なんだ?こういう美しい先生であれば囲碁でなんでも、もう本当に素直な生徒になってしまいそうな気が致します。が、慶応卒の美人の囲碁の先生つーのもなんだか最終嫌みな気分になってもしまったのであった・・・。
4月19日(月)
- 雨。本降り。
- 宮田毬栄なるひとの「追憶の作家たち」(文春新書)読む。死に際間近の埴谷雄高はけっこう悲惨であったこと知る。なんでも死に際間近に生活自体すでに講談社の全集管理みたいになっていたらしい。ということは見る人から見れば白川正芳も批判の対象であったということか。この宮田なるひとはもと海の編集長で、江藤・吉本対談の編集後記で江藤批判を展開したご本人らしい。安原顕さんも批判の対象となっている。どこの世界もおぞましいことである。たまたま中信へ行くことがあったので待ち時間に置いてある週刊新潮を見ていたら久世光彦がこの本について書いていて、美しい人で日野啓三となんかあったんではないか、と勘ぐっていた。なるほどねぇ。まったく話は違うかもしれんが、池田晶子?が林真理子みたいであったら、著述業自体が成りたんかもしれん。まったくおぞましい。
4月17日(土)
- 晴れ。
- 四方田さんの「ハイスクール1968」、くだらないと思いながら読んでいたが、これはこれでけっこう深刻な物だと思う。敗北と決着というところか。バリケード解除をめぐるくだりで、負けたんだと悟るあたりは哀切でもある。一生懸命生きたものだけが負けることができる。少し解せなかったのが、家族の動向が書いてないところであったが、最終段で少し触れられている。まだ決着は済んでいないところか。まぁ、金子勝が同級生というところがよくわからんところであるが、小生、まだ、これらより遅れた時代を生きたことになるが、懐かしい雰囲気でいっぱいである。
- ところで浅田満が逮捕された。これはおぞましい事件で、よく逮捕になったモンである。溝口敦の「食肉の帝王」自体よく成り立ったものとおもうが、拉致問題あり、いよいよ四方田さんの決着にも複雑な心境で臨まねばならない。
4月15日(木)
- 晴れ。快晴。
- 朝、梅の宮でコゴミを発見し、これは急ぐべきだと判断。K男クンに連絡し、久多を越え朽木へ。取り頃と言えば取り頃、早いと言えば早い。
- 四方田さんの「ハイスクール」。これは楽しい読み物なのだが、つまり、昔兄貴が麻布高校へ行ってカルチャーショック?を受けた相手は要するにこういう奴らであったのである。やっぱ東京という所はそういう環境ナンである。
4月14日(水)
- 雨のち曇り。
- ところでJALはふざけた会社と思われます。だいたい自らが変わろうとする意志無く、どこの誰が動くんでしょうか。提案をすれば、それは組合からの関係で出来ない。あるいは難しい。コスト的に無理がある。システムをいらう事は現状難しい・・・。云々。よくあるように否定から始まる。だいたいM会というか、外部の意見を取り入れる理由というのが、自分が言えないことを代理的に言える場所が欲しいだけ(つまり職人への意見というか、素人が言えない、専門部分で対峙できる言葉が欲しい)。おまけにトップがあれこれまず最初に意見を言う。つまり発言者はその担当部門の最終責任者だけであって、あとたくさん机を取り巻いている若い担当者たちは無言なんである。ふつうトップが最初に意見を言えばそれは終わりなんじゃないか?なんの盛り上がりもない。こういう組織が何を活性化したいか。おもしろい点と言えば、専門分野でない部分を管理する場合、どういう事が可能か、ということである。小生であれば、もう誰かに任してしまう。つまり、マーケティングの担当者の趣旨に賛同できる人、コスト面の提示、ついては任せた人にその専門者をつける。そして権限。と同時にやり取りの形式を明確に了解いただく。トップは実行に全責任を負う。これぐらいをはっきりさせておいて、任せないと、土俵が違うんだからどうしようもないような気もする。全日空にだけは負けたくないなど、まったくふざけた公務員。あぁ。
- 四方田犬彦「ハイスクール1698」(新潮社)、佐藤卓己「キングの時代」(岩波書店)来る。なんでも四方田犬彦がこんなもん書くのかよくわからんが、まぁ、楽しい。それにしても「キングの時代」ペラペラ見ていると、これは確かにおもしろい。
戦時体制下のメディア研究は、現在ある種のブームとなっている。私自身、そうした流れの中でメディア研究を続けてきたわけであるが伝統的なファシズム批判であれ、新しい意匠の戦争責任論であれ、そのあり方に違和感を抱き続けてきた。たしかに「政治的正しさ」のアリバイ作りとなるファシズム研究=批判は量産されたが、自らがファシストになる可能性まで念頭に置いた研究はどれほど存在するだろうか。
この手のことは山本夏彦なんかが、おもしろいところである。山本夏彦さんのとぼけた、あんた自身がそうだよ、といつでも言っているような雰囲気が懐かしい。まぁ、小生、本を読むことぐらい誰とでも勝負できるもんだと思っていたが、やっぱり賢いヤツは賢いヤツの世界があり、最終、賢いことは誰が出来ることでもないんである。勉強が出来るということは誰にでも出来ることではないんである。学問とは最終、献本である。石母田正の「中世的世界の形成」にも最初、この最初の実りをもって母を訪ねる歓びいっぱい云々とあったはずである。丸山真男の「日本政治思想史研究」も最初、母へ、とあったような気がする。小生の同世代の佐藤さんは妻へである。うーむ。勉強ができるということは結局そういうことなのだ?
4月13日(火)
- くもりか?
- 早朝、5時30分起きで成田まで。JALのファーストクラスとビジネスクラの機内食の監修をM会が受けたのでその担当者の一人として、はじめて出席。別段、小生が出向いても何の役にも立てないのだが、成田へは行ったことがないので物見遊山の気分。何となればあの成田である。その昔、小学校5年生の私たちに向かって担任教師は「君たちは三里塚少年行動隊を知っているか・・・」とわけわからん話を始めた。三里塚は農民が自分の身体に自分の糞を塗りつけて機動隊に相対した伝説?の闘争である。成田空港が開通した日に第4インターが管制塔を占拠したのを、なぁーんも関係ないにもかかわらず、何となく心躍りしながら見たものである。小生が大学に通い始めたころには左翼の諸君も三里塚ぐらいしかなく少々寂しい気配もあったがあの日は何故か心躍るものがあった。しかし、もくろみはずれ、1日中、試食と討議で空港内から一歩もでられるはずもなく、最終、砦と申すべきか、鉄柱も確認できず、いまさらながら単なる哀愁にまみれ帰宅することになった。でも、帰りはなんとビジネスで、これじゃあ、世界中どこでも気楽に旅が出来ます。まったく別世界である。小澤征爾とかはこんな感じで飛び回っているんでしょうなぁ。自家用ジェット機かもしれんが・・・。
4月12日(月)
- 晴れ。
- 昨日のお泊まりのお方は便所を詰めてお帰りになった・・・。ざけんなよ。で、今日、親切なくみ取りのオッサンが、わざわざ2階までホースを上げ、なんとか、つまっていたものを吸い出してくれる。少々愉快な朝の始まり。
- 午後から調理場諸君と梅の宮の杉の枝打ちをする。
- なんでも養殖のお魚のワクチン市場なるものがあるらしい。いままでの抗菌市場(そういうことをしていること自体知らなかったが)をうわまっているらしい。鯉もなんとかしてくれ!
- それにしてもNGOの諸君たち。もし小生が親であったら、どうするだろう。たぶん、まずそのやっていることに対しての論議。つぎに単純に危険である。自衛隊の諸君の場合、たぶん一筆入れさせられるだろう。が、保証はあると思える。自衛隊員が人質にされたらどうなるのだろう。というか、自衛隊は人質そのものというべきか。よくわからん。親としては行ってしまえば死んだと思うしかないだろう。こうなれば、自衛隊派遣に関して反対はしているが、親として撤退してくれとはいわない。が、拘束している人たちに対してあなた方は間違っている、解放していただきたい。とでも言うか?それとも自衛隊の諸君も我が子も同じだ。バカバカしいから撤退すべきだとお願いすべきか。どうもでてくる被害者の肉親が腑に落ちん。これは成熟なのか。うーむ。
- 柄谷のHPなるものが小生の知らないURLで展開されていた。人のページにチャチャをいれられるもんでもないが、しかしねぇ、これはどういうセンスだ?
4月10日(土)
- 晴れ。
- しかし、それにしてもいよいよ世界はわけわからん自体だ。たとえばアメリカの民間人を拉致したところで犯人側の意図がかなうわけでもないにしても、そうなった場合アメリカの家族はこういった反応(人命尊重の訴え)をするのだろうか。上手に日本も巻き込まれるモンである。わからん。
- ケイコとマナブチャンネル(現在ActOnTV?)のパソコンのおねえさん、茨木智子さんが文字通り茨木智子さんとして講師をされている。このおねえさん、確か、富士通の社員さんであったはずである。パソコンもNECになっている。うーむ。富士通の時代はMSーOffice系の講師であったが今回はなんでもあり。そういえばNHKおはよう日本、朝のスポーツの藤井アナウンサーも、大阪へ転勤。少々ビックリ。これは左遷ではないのか。確か担当ディレクターとご結婚されたはずである。おはよう日本の土曜日版も膳場さんから東大の後輩、島津さんへ交代。NHKも東京アナウンサー室を死守するのは至難の業かもしれん。どうでもいいことだが、山根アナウンサーの天花の語りはどうにもならん。さらにどうでもいいことだが、中条アナウンサーの髪型が変わったのが目になじんできた。高橋アナウンサーも同じ床屋?で同じことを目指しているのかもしれん。
4月9日(金)
- 晴れ。
- 7日、8日は組合総会旅行。姫路城はまさに暴れん坊将軍で、桜は見事に満開。人は多い。うまくいった滑り出しであったが、なんとコンパニオン手配を忘れていたみたいで、えらいことになりました。イヤハヤ。たぶん、料金確認時点で手配済みと勘違いしてしまったみたい。というか、その手の意味では宿泊値段の交渉のみしかしていなかったかもしれん。が、乗務員の宿泊手配は出来ていたみたいなので、そうなるとそれだけを言うはずもなく、どういうことだったのか。今となっては藪の中。
- 総会旅行の決算は完璧だったので、組合へ行く。帰りに三星堂により、ついでに福そばで鉄火半ときつねうどん。この鉄火半というのは、半人分?の鉄火巻きのことであるのだが、これは何故かトロ鉄火並みなんである。うまい。日によって違うんではないか、とおもい、一度確かめた?ことがあるが、裏切られたのは一度だけである。オススメであります。で、ひさしぶりに置いてあった週刊文春、高島先生のお言葉ですが・・・を読んでいると、なんでも佐藤某なるひとの「キングの時代」(岩波書店)を絶賛されていたので、帰ってからbk1で注文。なんでもキングというのは昭和の大衆雑誌の王道みたいで、その公共的な国民意識?の形成をたどったものらしい。小生の同世代。京大人文研の仕事らしい。うーむ。しかし、それにしても鶴見俊輔の転向研究は結局、人なるものへの驚きが出発である。小生も結局転向ばかりと付き合ってきたような気がする今日この頃である。
4月5日(月)
- 晴れ。本日休業。3日より極度の二日酔い。
- 組合へ総会旅行の書類一式預かりに行く。町は春爛漫。ついでに朽木までこごみを見に行ったが、土筆ぐらいしか出ていない。
- 朝日新聞によれば全解連は解散になるとのこと。うーむ。
- 忘れていたがワールドカップ予選、これはバカなんじゃないのか。情けない。
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