ある日のりこちゃんとともくん

断酒亭日乗6月

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6月23日(金)

  • 曇り。
  • 連ちゃんの飲み続けではあったが、午前4時には目覚ましをセットし、ブラジル戦は見ることは見た。しかし、後半のブラジルの守備はすごかったと思う。身体を寄せているだけで、日本代表に何もさせなかった。どれくらいの本気度?であったのか。それにしてもこれから日本代表はどうなるのだろう?アジア枠は減るのか?うーむ。

6月19日(月)

  • 晴れ。
  • 愛宕さんへ行ったのが、11日の日曜日であるからほぼ一週間、喉がダメな状態。どういうことがわからんが、まず喉がダメになり、頭痛がしたり、つまり風邪のような状態。峠は越したようだが、それでも喉がまだダメな状態。
  • それにしてもワールドカップ。情けない。なにをしても何故こうまで落ち着きがないのか。やっぱブラジルはオーストラリア戦を見ただけだが、8分くらいの力の出しようだもんな。落ち着き払っている。何をしても意思の統一がある。中田もえらそうにいっているが、後半のパスミスはまったく理由がわからないではないか。何故、ワールドカップに3回も連続出場できたのか、そこらあたりもよくわからない事態である。だいたいフェアプレー賞などといわれているうちは何もできないのかもしれん。それでいいのかもしれん。うーむ。こうなったら大きな事を言っていないで韓国リーグへ代表を1年間ぐらい参加させるのがいいかもしれん。うーむ。
  • 本日のMDR-EX90SLの発見、松本英子『Squall』。

6月14日(木)

  • 晴れのち曇り。
  • そういえば11日、日曜日にともクンと一緒に愛宕さんへ登ったのだが、降りてきてから、何故か、声が出なくなり、本日たぶん風邪を引いたのだろうと思う次第。しんどい。
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  • 岩城宏之、死去の報道。そうだったのか、と思っていたら、師岡佑行死去の報道。自殺の可能性もあるらしい。これは、そうだったのか、というわけにもいかず、なんで沖縄なんだと思ってしまう。師岡佑行さんは奈良本辰也のお弟子さんで、花やかし頃の立命日本史の残党のお一人であった。学園紛争時に退職され、そののち解同本部という、解放運動ひとすじというか、解放新聞主幹、のち京都部落史研究所所長と、そういう意味では立命日本史の王道?のような方であったかもしれん。解放新聞が吉本差別者キャンペーン(松岡祥男)を張った時の主幹であったかまでは知らない。最終、解同の路線には疑義を出されたような気もするが、そこらあたりも詳しくは知らん。小生が、何故、師岡佑行を知ったかは、今から振り返っても良く思い出せない。しかし、なんといってもその主著「戦後部落解放論争史」全5巻(柘植書房)は青春のひとつである。第1巻が出たのは大学卒業してからか、在籍中であったか、そこらあたりも曖昧だが、完結まで7,8年かかったように思う。これは出版されるたび食い入るように読んだ記憶がある。熱い?文体であった。部落問題における当初から問題視された部落内階級分化?の問題から始まり、井上清三位一体論、奈良本近代化論、杉乃原?社会論、狭山闘争あたりからの日共対解同の熾烈な戦い、そして網野史学を中心とした社会史からの部落史の読み返しの成果を元にした解放論、まぁ、そこらあたりから叙述もだんだん怪しくなってきたが、途中、同志であった奥様を亡くされて、最後は哀切極まりない、希望なき大叙述であったように思う。師岡さんも当初は朝田理論の信望者というか、朝田善之助の子飼いみたいなひとであったので、もとより出発に悲喜劇があったということかもしれん。最終いつでも遠慮がちな批判であったように思う。奈良本辰也をはじめ、そこらはうさんくさいところがある。しかし、小生のそのような理解も師岡さんの大著のおかげであった。いまでも読了後の余韻を生きているような気もする。それにしても何故沖縄にいたのか・・・。うーむ。合掌。

6月12日(月)

  • 晴れ。
  • ワールドカップ初戦というのに、地区会。途中、リードの連絡はあったが、終わり次第帰って、30分くらい見る。なぁーんもする気が起きないというのが、正直なところ。選手交代に関していろいろな意見が出ることだろう。難しいところだ。しかし、それにしてもゴール意識というものが、他国に較べてまったく違うんじゃないのか。日本のフォワードはバカなんだと思う。たぶんシュートの場面でゴールが見えていないんである。なんでこうも落ち着きがないんだろう。情けない。

6月8日(木)

  • 曇りのち雨。梅雨入り。
  • りこさん、広島修学旅行より無事帰郷。
  • 6日、7日はM会の近畿中四国ブロック会議で徳島。しかし、それにしても料理屋の旦那衆はスゴイ。何がすごいのかとなるとすこぶる複雑になるが、もうこういう御仁達と小生を較べると、とことん別世界にいるような気がして本当に困るんである。うーむ。
  • ところで帰ってくると森高千里の『雨』をめぐってけっこう盛り上がってるみたいで、それ自体は、そうだよな、と思うが、念のため、我が家人にも聴かしてみたが、違うのは理解してくれたが、盛り上がりまではいかない。たまたまウチの女の子を駅まで送ることがあったので、聴かしてあげると、降り際に「ワタシの携帯電話でDLした音もこれぐらいの音でした・・・」と曰う。まったく、オンナというものは箸にも棒にもならん。
    ところでよく考えてみると、この森高千里の『雨』は、ほぼというか、すべて電子音だと思う。気になるのはチェロというか、コントラバスというか、その手に聞こえる音。これがもっと出てくるとさらによいのだが・・・。これはなかなか難しい課題。しかし、みんな電子音なのか、そこらも本当のところわからん。うーむ。ところでもう一曲、Psy・sの『青空は天気雨』、これはチャカのボーカルの録音が最低だが、 MDR-EX90SLで聴くと、なるほどそういう音があったのか、と新鮮になりますです。つまり音作りまでわかるような気がする・・・。何故か、開発者がいうようにはボーカルはよくないのだが・・・。

6月5日(月)

  • 曇り。
  • 村上ファンドの村上の記者会見を見ながら、昔、民青の奴等に捕まった時のやり取りを思い出し、少々ニヤケてしまった。理屈というモンも、今さらながら不思議なモンである。理屈は転向の母胎である?
  • 清岡卓行、死去の報道。清岡卓行は、原口統三?の「二十歳のエチュード?」にでてくる伝説の詩人である。と、もう小生の世代が書くわけにもいくまい。小生にとってはあの「きみに肉体があるとは不思議だ」という一行における不思議な透明感と、東京と生活者でありながらフランス象徴詩の教養が、いわば破綻せず読めた希有な人であった。いまでも吉本が再婚された当時、前の結婚が良かったから再婚を選ばれたのですか、といった質問を発し、「そうです」といった答えをされていた対談を覚えている。合掌。

    かれは眼をとじて地図にピストルをぶっぱなし
    穴のあいた都会の穴の中で暮らす
    かれは朝のレストランで自分の食事を忘れ
    近くの席の ひとり悲しんでいる女の
    口の中へ入れられたビフテキを追跡する
    かれは町が半世紀ぶりで洪水になると
    水面からやっと顔を突き出している屋根の上の
    吠える犬のそのまた尻尾のさきを写す
    しかし かれは日頃の動物園で気ばらしができない
    檻からは遠い とある倉庫の闇の奥で
    剥製の猛獣たちに優しく面会するのだ
    だからかれは わざわざ戦争の廃墟の真昼間
    その上を飛ぶ生き物のような最新の兵器を仰ぐ
    かれは競技場で 黒人ティームが
    白人ティームに勝つバスケット・ボールの試合を
    またそれを眺める黄色人の観客を感嘆して眺める
    そしてかれは 濁った河に浮かんでいる
    恋人たちの清らかな抱擁を間近に覗き込む
    かれは夕暮の場末で親を探し求める子供が
    群衆の中にまぎれこんでしまうのを茫然と見送る
    かれにはゆっくりしゃべる閑がない
    かれは夜 友人のベッドで眠ってから
    寝言でストーリーをつくる

    (「愉快なシネカメラ」)

    ・・・・
    幼い子よ
    しかし 父は嘆くまい
    六歳のおまえの長い一年の前で
    五十代の自分のすでに短すぎる一年を。
    ただ 父は焦るのだ
    一瞬の冴えが 乏しくなった寂しさに。
    たぶん おまえにはありあまる
    底知れぬ夢 澄みきった目ざめ
    そんな束の間が まれになった空しさに。
    ・・・・

    (「幼い夢と」)

6月4日(日)

  • 晴れ。
  • お昼間、昨日から探し求めている昆虫採集セットを求めて烏丸車庫の怪しげなおもちゃや、ユリヤ商会を、ともくんと訪ねてみる。オヤジがいうことには、昆虫採集セットは注射器が入っている関係で、もう販売されていないらしい。ともクン、暗くなる。で、昆虫採集セットを調べてみると、「思ひ出玩具店・昭和ニコニコ堂」なるサイトがあり、第1回「昆虫採集セットはなんでなくなったんでしょ」の巻、という表題がトップを飾っている。うーむ。とことんくだらんことだのう。こっちも暗くなるのであった・・・。

6月3日(土)

  • 晴れ。
  • 祭りからずぅーっと飲みっぱなしで、さすがに本日は体調悪し。
  • 昨日、ソニースタイルからMDR-EX90SLやっと来る。送料込みで\10.580。で、これは小生のSHURE E2cより確かにいいです。一番のポイントは音場が圧倒的に広い(しかし、インナーイヤーヘッドホンに音場ってあるのか?)。たいしたものだ。確かにドライバーユニット、13.5oというのは開発者が自信を示す元になっているのだろう。この記事を読んでいるだけでも絶対いい音のようにも思えてくる。小生がまずはじめに聴いたのは(こういうときにこそ「聴いた」という漢字はある?)森高千里の「雨」。この「雨」のイントロがまた高音、中音、低音とこういう時にはもってこいで、もう素直に脱帽というか、感動のあまり、これしか聴けなくなる。とくに2フレーズ目からの静かな盛り上がりには圧倒的で、ゾクゾクしてくる。ちょうど電車で四条まで下がったので、電車でiPodというか、その手のものを聴いている人に、これしかないと声をかけたくなった。これは買いです。