パウンドハウスに誕生日ケーキを注文に行く。
お店にはいると店員さんは注文の梱包詰めというか、作業中らしく、皆後ろを向いている状態。その数、二人。
お客さんの方はベンチで待機している人が二人、立ったまま注文待ち状態に見える人が一人・・・
しばらくして奥から、女の店員さんが出てきて、小生の方へ声をかけてくる。すぐさま、先の立ったままの女性が「わたしの方が先に・・・」といった表明をされる。
「すみません・・・」「どうぞ、どうぞ・・・」といった感じになり、先の状態に戻る・・・
しばらくすると別の女性の客が入ってくる。ちょっとして、親子連れ(父親と娘の)の客が入ってくる。
先の状態に戻る。
仕事を終えた男性店員が注文を聞く。
後の女性がすぐさま反応し、そのまま注文になる・???
しかし、ワタクシは黙っておりました。
まぁ、お店を見ていたわけであります。
こういう場合は普通、「お待たせ致しました。先にお待ちのお方はどちらさまでしょう?・・・」云々があってしかるべきであり、これではトラベルをお店が招いているようなものである。
以前、マクドナルドで子供達の前で大声を上げたことがあったので少々免疫があり、まぁ、少しがまんする。
京都のお店はこの手のモノが多いというか、店員教育が雑というか、〈客〉に甘えているというか、まぁ、よく言えば〈客〉に顔があることを前提とされている・・・。
まぁ、そこはこちらもそう暇でもないので、次の店員がこの対応をすれば、どうなっているのか、問いただそうと構えていたところ、次の女性の店員さんはしかるべく対応をされました。
そこで今度は先の女性が気まずい状態になった・・・
店内にはえもいわれぬ沈黙が訪れた・・・
ベンチで待っている中学生らしき少女とオバサンは、一番最初の「スミマセン」「どうぞ、どうぞ・・・」の声あるやり取りを見てきたんである・・・
まぁ、どう見ても、いつもどおり、小生の風情は少々怪しげであり、ベンチの少女も何かやってくれるんではないか、といった視線を送ってくれていたので、ご期待に添うことができなかった・・・。
オマケに支払をしようとすると、財布の中には支払いできる金額がなく、取りに来た時でよろしいですか?と、最終、少々弱気でパウンドハウスを後にしたのであった・・・
息巻いたあげく、支払いできない事態を想像すると、これまた少々寒くなる。
あの中学生の少女は少々物憂い気配もあり、お家で一人孤立し、どこか毅然とした姿を世間に探していたのかもしれない・・・
あの娘さんに正しい日本のお父さんの姿を見せることが出来なかったの悔やまれるんである・・・